市長記者懇談会がきのう(13日・火曜日)とぴあ庁舎で開かれ、来年度の遠野市一般会計予算案の概要についてなど6つの項目が発表されました。本田市長は、きのう開いた記者懇談会で、来年度・平成30年度の遠野市一般会計予算案の概要について発表しました。平成30年度の予算総額は177億8000万円、「仕事、子育て、地域、まるごと応援予算」として、「仕事環境のさらなる発展」「子育て環境の充実」「小さな拠点(地域)づくりによる潤いのある暮らし」をまるごと応援する案となっています。予算の特徴の1つ目「産業振興・雇用の確保」では、58の主要事業におよそ14億2500万円を計上しています。このうち、主な新規事業として、若年者に対して家賃補助などを行うことで安定した生活と定着・定住を後押しする「若者しごとサポート事業費」におよそ2208万円。博物館の映像ソフト制作のほか、外国人旅行者向けの多言語音声ガイダンスシステムを整備する「博物館映像等整備事業費」におよそ3113万円。遠野の特色を生かした重点品目「ピーマン」「アスパラガス」などの栽培支援補助やアドバイザーによる支援を行う「アスト重点推進品目栽培支援事業費」としておよそ1368万円。東京オリンピック・パラリンピックに向け、ブラジルを相手国とするホストタウン登録にともなう「ホストタウン交流事業費」としておよそ217万円となっています。また、遠野風の丘の東側を駐車場として造成拡張工事を行う「道の駅魅力アップ事業費」として2億5006万円。観光推進体制の構築を図る「オール遠野で観光まちづくり推進事業費」におよそ943万円となっています。特徴の2つ目「少子化対策・子育て支援」では、38の主要事業におよそ16億9100万円を計上しています。このうち、新規事業として、健康福祉の里に相談員を配置し、子育て期のさまざまなニーズに対し切れ目ない相談支援を行う「母子あんしん相談支援事業費」におよそ427万円。老朽化に伴う、白岩・小友・土淵の各児童館整備に向けた「わらすっこの居場所整備推進調査事業費」として80万円。また、スポーツ選手などが授業を行う「夢の教室」の対象を中学生まで拡大する『遠野わらすっこ「夢の教室」事業費』におよそ240万円となっています。特徴の3つ目「小さな拠点(地域)づくり」では、26の主要事業におよそ4億2300万円を計上しています。このうち、新規事業として、鱒沢地区センターの整備事業として「小さな拠点改修整備事業費」におよそ1518万円。市内全11地区の各地域づくり連絡協議会に300万円ずつ交付し、地域の「やる気」と「元気」を応援する「地域まるごと応援事業費」としておよそ6316万円となっています。また、きのうは、今年度の遠野市一般会計補正予算の専決処分などについても発表がありました。本田市長は、大雪により、除雪および排雪経費予算の不足が見込まれるため、今月7日に、今年度・平成29年度の遠野市一般会計補正予算の専決処分を行ったと発表しました。これにより、今年度の一般会計補正予算は、歳入歳出にそれぞれ1億円を追加し、予算の総額は188億4965万7000円となりました。また、補正予算第6号案の概要について、歳入歳出にそれぞれ1億7432万9000円を追加し、予算の総額を190億2398万6000円とすると発表しました。このうち、主な歳出は、産業振興と雇用確保に関する施策を総合的に推進するための遠野市産業振興条例を制定し、それにあわせて創設される産業振興基金の積立金として1億円、遠野みらい創りカレッジの改修整備事業費として7825万円などとなっています。市では、来週20日(火曜日)に開会が予定されている3月市議会定例会に、今年度の一般会計補正予算案と、来年度の一般会計予算案を提出することにしています。Copyright(C) TonoCableTelevision. All rights reserved.