2025年7月22日放送

上郷小学校で着衣泳教室

服を着た状態での泳ぎ方や体の浮かせ方を学ぶ着衣泳教室が先週金曜日に上郷小学校で開かれました。この教室は川や海での事故が増加する夏休みを前に水上で自分の命を守る術を学んでもらい、安全に水遊びを楽しんでもらおうと上郷小の全校児童を対象に行われました。講師を務める日本赤十字社岩手県支部の田中定吉さんは、「泳ぎが得意な人でも服を着た状態で水に入ると、思うように泳げずに溺れることもある」と話し、児童に着衣泳のポイントを説明しました。児童たちは長袖の体操着を着たままプールに入り、服が水を吸って重たくなると体の動きや泳ぎにどんな影響があるのか確かめていました。また田中さんは「体を浮かせるには体を垂直にして全身の力を抜かないと沈んでしまう」「服を着た時の泳ぎ方は平泳ぎが一番疲れにくい」などとアドバイスを送っていました。続いて、空のペットボトルを使って浮く方法も説明され、救助を想定し少しでも長い時間浮いていられるようにそれぞれ持ち方や姿勢を工夫していました。上郷小の児童たちは着衣泳教室を通じて、いざという時に自分の命を守るための知識や技術を身に付けた様子でした。

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